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伊丹市

伊丹市の再開発、完成を待ってから売りますか?待つ1年で約126万円下がります

2026.09.14
伊丹市の風景

伊丹市で家を売るとき、「そのうち再開発があるかもしれない」と待つ理由を探していませんか。伊丹市の市街地再開発事業は、市の公式ページが「行いました」と過去形で書いています。

そして待っている間、ご自宅は古くなります。伊丹市のマンションの成約194件を築年帯ごとに並べると、築年が1年進むごとに中央値が約126万円下がる傾きでした。3年待てば約377万円です。この金額を上回る材料があるかどうかが判断の分かれ目になります。

伊丹市でいま動いている都市計画

各自治体と国土交通省が公表している資料から、伊丹市に関係する事業を当社で整理しました。2026年9月10日時点の内容です。完了した事業を「進行中」と書かないよう、一件ずつ現在の状況を確認しています。

事業名 場所 施行者 規模 時期 状況
都市計画道路 塚口長尾線(昆陽南工区) 伊丹市昆陽南 兵庫県 延長365m/幅員18m 2018年度 着手/2026年度 完了予定 事業中
都市計画道路 山田伊丹線(昆陽泉町工区) 伊丹市昆陽泉町 伊丹市 延長526m/幅員16m 2018年度 着手/2028年度 完了予定 事業中
伊丹市中心市街地活性化基本計画(第3期) 宮ノ前1〜3丁目、伊丹1〜3丁目、中央1〜6丁目、西台1〜5丁目 伊丹市 区域 合計71.4ha 2022年3月24日 認定/計画期間 2022年4月〜2027年3月 進行中

都市計画道路 塚口長尾線(昆陽南工区)——伊丹市の整備プログラムで完了年度が明示されている数少ない路線です

伊丹市中心市街地活性化基本計画(第3期)——第4期の計画は市の公表資料では確認できません

今後の着手予定は、前期(2024〜2028年度)が塚口長尾線 美鈴工区 520m、後期(2029〜2033年度)が口酒井森本線 森本南工区 440mです。伊丹市の立地適正化計画は、市の公表資料では確認できませんでした。

伊丹市のご自宅が、いま実際にいくらで売れるか。この記事の取引データと、間取り・築年・接道などの条件を突き合わせて、具体的な金額でお出しします。

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その計画は、ご自宅の売値に効くのか

再開発が価格に効く範囲は、思っているより狭いのが実情です。判断は次の3点で切り分けます。

  1. 距離——駅前の再開発が効くのは、おおむね徒歩圏です。同じ市区でもバス便のエリアには届きません
  2. 時期——買主が価格に織り込むのは、着工や開業が具体化してからです。「計画中」の段階では、まだ値段は動きません
  3. 用途——住宅が増える計画は、周辺の売り物件にとって競合が増えることを意味します。商業施設やホールが増える計画とは、効き方が逆になることがあります

伊丹市の場合、そもそも待つ対象がありません。駅前広場の再整備や都市計画道路は、街の使い勝手を良くしますが、マンション1棟が建つ市街地再開発のような価格インパクトは持ちません。「再開発を待つ」は、伊丹市では売り時を先送りする理由になりません。

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「完成まで待つ」判断の前に確認すべき3つの期限

  1. 居住用財産の3,000万円特別控除——マイホームを売ったときの譲渡所得から最高3,000万円を控除できる特例です。住まなくなった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売る必要があります。すでに転居されている場合、この期限が最優先です
  2. 相続空き家の3,000万円特別控除——相続した家を売る場合の特例です。期限が2つあります。1つは相続の開始があった日から3年を経過する日の属する年の12月31日まで。もう1つは特例そのものの適用期限で、令和9年(2027年)12月31日までの譲渡が対象です。また令和6年1月1日以後の譲渡では、相続人が3人以上の場合、控除額が2,000万円に下がります
  3. 相続税の取得費加算——相続税を納めた方が相続開始の翌日から相続税の申告期限の翌日以後3年を経過する日までに売ると、相続税額の一部を取得費に加算できます

3つ目の期限に注意してください。相続空き家の特例は令和9年(2027年)12月31日までの譲渡が対象です。2028年以降に完成する事業を待つ判断は、この特例を使えなくなる判断とセットになります。3,000万円の控除を失う影響は、税率20.315%とすると最大で600万円を超えます。再開発による値上がりがこれを上回るかどうかを、金額で比べてください。

いずれも年単位の期限です。適用の可否は個別の事情で変わりますので、税務署または税理士にご確認ください。当社は査定の段階で、手取り額の試算をあわせてお出しします。

ご自宅が対象区域に入るか調べる手順

  1. 自治体の都市計画情報で住所を検索する——用途地域、地区計画、都市計画道路の予定線が地図で確認できます
  2. 地区計画の有無を確認する——地区計画がかかっていると、建てられる建物の高さや敷地面積の最低限度が制限されます。分割して売る選択肢が消えることがあります
  3. 都市計画道路の予定線が敷地にかかっていないか見る——かかっている場合、建築に制限が付き、買主の層が変わります
  4. 立地適正化計画の誘導区域を確認する——居住誘導区域の外では、一定規模以上の開発・建築に届出が必要な自治体があります

調べた内容をお持ちいただければ、その条件で伊丹市のいくらになるかを具体的な金額でお出しします。伊丹市の町丁別・種別ごとの成約データは伊丹市の不動産売却にまとめています。

よくある質問

伊丹市で今後、再開発の予定はありますか?
2026年9月10日時点で公表されている資料には、伊丹市で事業中の市街地再開発事業は載っていません。都市計画道路 塚口長尾線(昆陽南工区)などの都市計画は動いていますが、マンション1棟が建つ市街地再開発とは価格への効き方が異なります。

都市計画道路の予定線が敷地にかかっていると、売れなくなりますか?
売れなくなることはありません。ただし予定線の内側では建物の階数や構造に制限がかかるため、買主が建て替えを前提にする場合は判断材料になります。事業がいつ実施されるかは自治体によって幅がありますので、窓口で計画の進捗を確認したうえで、売り出し方を設計します。

再開発で立ち退きになる場合、どうなりますか?
市街地再開発事業の区域内では、権利変換によって再開発ビルの床を取得するか、転出して補償を受けるかを選ぶ流れになります。区域に入っているかどうかは施行者または自治体で確認できます。区域外であれば通常の売却と同じ手続きです。

査定を頼んだら、売らなければいけませんか?
いいえ。査定は無料で、その後の売却をお約束いただく必要はありません。「再開発を待つべきか」の判断材料として金額だけ知りたい、というご依頼も多くいただいています。

まとめ

  • 伊丹市の都市計画は、公表資料で確認できるものを3件掲載しました(2026年9月10日時点)
  • 伊丹市に事業中の市街地再開発事業は確認できませんでした
  • 伊丹市のマンションは、築年1年あたり約126万円の下落傾向(成約194件)
  • 3,000万円特別控除などの税制の期限は年単位。待つ判断の前に確認が必要です
  • 伊丹市の売却のご相談は、Estate&Co.までお寄せください

この記事の数字の出典について(2026年9月21日 追記)

この記事の件数・価格は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」の成約価格情報(宅地建物取引業者が登録した成約)と不動産取引価格情報(取引当事者へのアンケートに基づく実取引価格)を合わせて集計したものです。本文で「成約」と表記している箇所も、この2種類を合わせた取引を指します。

出典:伊丹市 市街地再開発事業(https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/TOSHIKATSURYOKU/TOSHIKEIKAKU/TOSIKEIKAKU/1390556523222.html)、伊丹市 都市計画道路整備プログラム(https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/TOSHIKOTU/DOROKENSETU/TOSI_KEIKAKU_DORO/1391242423175.html)、伊丹市中心市街地活性化基本計画(https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/TOSHIKATSURYOKU/TOSID/chukatsukihonkeikaku/27769.html)。都市計画の内容は各自治体および国土交通省の公表資料により、2026年9月10日時点で当社が確認したものです。築年別の下落幅は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」の伊丹市の2025年4月〜2026年3月のデータを株式会社Estate&Co.が抽出し、築5〜34年の成約194件を5年ごとの築年帯に分け、各帯の中央値を直線で近似して算出したものです。立地や面積の違いも含まれるため、純粋な建物の減価ではありません。事業の進捗や計画は変更されることがあります。個別の物件が対象区域に入るかどうかの最終的な確認は、物件所在地の自治体の窓口でお願いいたします。税制の適用可否は税務署または税理士にご確認ください。


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