高齢化率43%の町で家は売れますか?土地225㎡の戸建が1,700万円で動いています

神戸市北区の泉台は、高齢化率43.0%の町です。北区平均33.1%を9.9ポイント上回ります。
5年前の41.7%からさらに1.3ポイント上がりました。人口は6.1%減り、世帯数まで0.9%減っています。
その町で、土地225㎡の戸建が1,700万円で動いています。神戸市の住民基本台帳と成約データから見ていきます。
泉台では、いま何が起きていますか?
結論:人口▲6.1%、高齢化率43.0%。一方で戸建は年間20件成約しています。

中古マンションは17件で430万円、専有75㎡・築1980年。戸建は20件で1,700万円、土地225㎡・延床115㎡・築1992年です。
土地225㎡(約68坪)という広さが、この町の特徴です。1960〜70年代に丘陵地へ計画的に開発された住宅地で、当時の分譲区画がそのまま残っています。
マンション430万円に対して戸建1,700万円。4倍の差は、この土地の広さから来ています。
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株式会社Estate&Co.(不動産売却専門店)/宅地建物取引業免許 兵庫県知事(2)第12171号 会社概要
校区はどうなっていますか?
結論:ほぼ全域が泉台小学校・大原中学校ですが、7丁目の一部だけ別になります。

神戸市の校区一覧によると、泉台1〜6丁目と7丁目の大部分は泉台小学校・大原中学校。ただし7丁目の2番地26および37〜46だけが北五葉小学校・鈴蘭台中学校です。
該当する物件は限られますが、取り違えると重要事項の説明に影響します。7丁目の売却では、番地の確認が必須です。

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結論:売りやすくはありません。ただし売り方の選択肢は増えます。
土地225㎡は、いまの買い手の標準より広い。1世帯あたり人員1.99人という需要構造のなかで、この広さを持て余す買い手も出てきます。
一方で、選択肢はあります。2区画への分割、二世帯住宅への建て替え、賃貸併用。丘陵地の造成地なので、接道条件と高低差の確認が前提になりますが、単に「広い家」として出すより届く層が広がります。
年間20件が成約しているという事実は重要です。買い手はいます。問題は、どの層に届けるかです。
売主にとって、この数字は何を意味しますか?
1つめ。高齢化率43.0%は、売り物が今後増えるサインです。5年で世帯数まで0.9%減っています。周囲から売り物が出てくれば、比較され、価格競争になります。「いずれ売る」と決めているなら、先に動くほうが有利です。
2つめ。マンションは管理状況が決め手です。430万円・築1980年という水準では、建物の残存価値はほとんど評価されていません。修繕積立金の残高と長期修繕計画を先にそろえてください。
3つめ。戸建は「土地として」の見せ方を検討してください。築1992年・土地225㎡なら、建物より土地の使い道を提案するほうが刺さります。分割可能かどうかは、接道と最低敷地面積の制限で決まります。先に調べておく価値があります。
やらないほうがよいこと:広さを理由に強気の価格で長期間出し続けることです。この町では世帯数まで減っており、待っても買い手が増える構造にはありません。
まとめ
- 泉台の高齢化率は43.0%。北区平均33.1%を9.9ポイント上回る
- 人口▲6.1%、世帯数も▲0.9%。住まいの需要単位が減っている
- 戸建は1,700万円・土地225㎡(20件)、マンションは430万円・築1980年(17件)
- 校区は7丁目の一部だけ北五葉小学校・鈴蘭台中学校になる
株式会社Estate&Co.は神戸市中央区京町に本店を置く不動産売却専門店です。泉台の売却について、土地の分割可能性まで踏まえた査定をご提供しています。
この記事の数字の出典について(2026年9月21日 追記)
この記事の件数・価格は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」の成約価格情報(宅地建物取引業者が登録した成約)と不動産取引価格情報(取引当事者へのアンケートに基づく実取引価格)を合わせて集計したものです。本文で「成約」と表記している箇所も、この2種類を合わせた取引を指します。
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