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三田市

三田市で165㎡の土地が1万円で成約|「売れない土地」の出口を4つ

2026.09.07
三田市の風景

三田市の土地の成約データに、こういう1件がありました。

所在 最寄駅 土地面積 成約価格 1㎡あたり
上青野 相野 165㎡ 1万円 約61円

165㎡、およそ50坪の土地が1万円で成約しています。1㎡あたり61円です。

この記事は「三田市の土地は安い」という話ではありません。同じ市内で、㎡あたり18万5,185円の土地も成約しています。3,000倍以上の開きがある市場で、ご自身の土地がどちら側にいるかをどう見極めるか、そして「売れない土地」にどんな出口があるかの話です。

三田市の土地成約7件

所在 最寄駅 土地面積 成約価格 1㎡あたり
三田町 三田本町 徒歩8分 135㎡ 2,500万円 185,185円
南が丘 横山 徒歩9分 115㎡ 1,400万円 121,739円
あかしあ台 南ウッディタウン 徒歩7分 230㎡ 1,900万円 82,609円
広野 広野 徒歩1分 320㎡ 730万円 22,812円
藍本 藍本 徒歩20分 250㎡ 350万円 14,000円
洞 相野 徒歩29分 730㎡ 25万円 342円
上青野 相野 165㎡ 1万円 61円

最も高い三田町と最も安い上青野で、3,056倍。三田本町 徒歩8分と、相野の土地です。

注目していただきたいのは広野 徒歩1分の320㎡が㎡22,812円である点です。駅から徒歩1分でも、あかしあ台(南ウッディタウン 徒歩7分・㎡82,609円)の4分の1です。三田市では、駅の近さだけでは決まっていません。

三田市のご自宅が、いま実際にいくらで売れるか。この記事の取引データと、間取り・築年・接道などの条件を突き合わせて、具体的な金額でお出しします。

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同じ町でも、更地と建物付きで3.2倍違います

所在 種別 最寄駅 建築年 面積 成約価格 土地1㎡あたり
南が丘 土地 横山 徒歩9分 — 115㎡ 1,400万円 12.17万円
南が丘 戸建 横山 徒歩10分 1967年 土地210㎡/延床125㎡ 800万円 3.81万円

同じ南が丘、徒歩9分と10分。更地115㎡が㎡12.17万円である一方、1967年築の家が建った210㎡は㎡3.81万円です。

建物が価値を持たないどころか、解体費用の分だけ土地の評価から差し引かれている可能性があります。ただし土地面積が115㎡と210㎡で違い、形状や接道も分かりません。2件の比較なので、断定はできません。

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「売れない土地」に、どんな出口があるか

1万円で成約したということは、買い手がついたということでもあります。まずは売却の可能性を探ることが第一です。

  1. 隣地所有者への打診——実務上いちばん効きます。隣地の方にとっては、自分の土地と一体になることで使い道が生まれます。単独では価値の出ない土地でも、隣地と合わせれば建築できる場合があります
  2. 地元の農業者・法人への打診——農地の場合は農地法の許可が必要です。なお農地法3条の下限面積要件は令和5年4月1日に廃止されていますので、以前より条件は緩やかになっています
  3. 低未利用土地等の100万円特別控除——都市計画区域内の一定の低未利用土地について、譲渡所得から100万円を控除できる制度があります。市区町村長の確認書が必要です
  4. 相続土地国庫帰属制度——次で説明します

相続土地国庫帰属制度(令和5年4月27日施行)

相続または遺贈で取得した土地を、国に引き取ってもらう制度です。ただし要件は厳しく、どんな土地でも引き取ってもらえるわけではありません。

— 内容
申請できない土地
却下事由
建物がある土地/担保権や使用収益権が設定されている土地/他人の利用が予定されている土地/土壌汚染されている土地/境界が明らかでない土地、所有権の存否や範囲について争いがある土地
承認されない土地
不承認事由
一定の勾配・高さの崖があって管理に過分な費用・労力がかかる土地/管理・処分を阻害する有体物が地上にある土地/除去が必要な地下の有体物がある土地/隣接地所有者との争訟を避けられない土地/その他の過分な費用・労力がかかる土地
審査手数料 土地一筆当たり14,000円
負担金 国有地の種目ごとに「その管理に要する10年分の標準的な費用の額」を考慮して算定されます。具体的な金額は法務局にご確認ください

建物があると申請できません。また境界が明らかでないと却下されるため、確定測量が必要になることがあります。手数料と負担金、測量費用、解体費用を合計すると、売却したほうが手元に残る場合があります。まず売却を試みてから検討してください。

一方で、南ウッディタウンでは3,700万円の成約もあります

所在 最寄駅 建築年 面積 成約価格 ㎡単価
すずかけ台 南ウッディタウン 徒歩5分 2008年 115㎡ 3,700万円 32.17万円
狭間が丘 フラワータウン 徒歩6分 1991年 65㎡ 650万円 10.00万円

マンションでも㎡単価で3.2倍の開きがあります。「三田市だから安い」ではありません。ニュータウンの中でも、南ウッディタウンの2000年代物件とフラワータウンの1990年代物件では、評価が大きく分かれています。

この分析の限界を、正直にお伝えします

  • 土地の成約は7件です(面積1,300㎡の1件を除く)——1件ごとの事情が中央値を大きく動かす規模です
  • 用途地域・地目・接道条件は記録されていません——1万円や25万円という価格の背景(市街化調整区域か、農地か、接道がないか)は成約データから分かりません
  • 南が丘の比較は2件です——更地と建物付きの差を、面積も形状も違う2件で比べています
  • 横断比較であって予測ではありません——ご自身の物件が今後たどる値動きを示すものではありません

よくある質問

Q. 三田市の土地はいくらで売れますか?
A. 一本の数字では表せません。当社が集計した土地の成約7件では、1㎡あたり61円(上青野・相野・165㎡・1万円)から185,185円(三田町・三田本町 徒歩8分・135㎡・2,500万円)まで3,056倍の開きがありました。駅の近さだけでも決まらず、広野 徒歩1分の320㎡は㎡22,812円で、あかしあ台(南ウッディタウン 徒歩7分)の4分の1です。

Q. 売れない土地はどうすればよいですか?
A. まず隣地所有者への打診をお勧めします。単独では価値が出ない土地でも、隣地と一体になることで使い道が生まれることがあります。農地であれば地元の農業者・法人への打診も選択肢です(農地法3条の下限面積要件は令和5年4月1日に廃止されています)。都市計画区域内なら低未利用土地等の100万円特別控除が使える場合もあります。

Q. 相続土地国庫帰属制度は使えますか?
A. 令和5年4月27日施行の制度ですが、要件が厳しく設定されています。建物がある土地、境界が明らかでない土地、所有権に争いがある土地などは申請できません。崖がある土地や地上・地下に有体物がある土地は承認されないことがあります。審査手数料は土地一筆当たり14,000円、負担金は国有地の種目ごとに管理に要する10年分の標準的な費用を考慮して算定されます。費用の合計が売却より高くつくことがありますので、まず売却を試みてください。

Q. 古い家が建っていると、土地の評価は下がりますか?
A. 三田市南が丘では、更地115㎡(横山 徒歩9分)が㎡12.17万円、1967年築の家が建った210㎡(横山 徒歩10分)が㎡3.81万円で3.2倍の差がありました。解体費用の分が差し引かれている可能性が考えられますが、面積も形状も違う2件の比較であり、断定はできません。

Q. 三田市のマンションはどれくらい差がありますか?
A. すずかけ台(南ウッディタウン 徒歩5分・2008年築・115㎡)が3,700万円で㎡32.17万円、狭間が丘(フラワータウン 徒歩6分・1991年築・65㎡)が650万円で㎡10.00万円と、3.2倍の開きがありました。同じニュータウンでも、地区と築年で評価が分かれています。

まとめ

  1. 165㎡の土地が1万円で成約——1㎡あたり61円。市内で3,056倍の開きがあります
  2. 駅の近さだけでは決まりません——徒歩1分の320㎡が、徒歩7分の230㎡の4分の1でした
  3. 売れない土地の第一の出口は隣地——一体になることで使い道が生まれます
  4. 国庫帰属制度は最後の手段——建物があると申請できず、費用が売却額を上回ることがあります
  5. 土地の成約は7件です——傾向であって、結論ではありません

三田市の駅別・町丁別の相場は三田市の不動産売却で公開しています。相続登記の期限は三田市で相続した家を売るなら、費用と税金は三田市の不動産売却にかかる費用と税金をご覧ください。

査定は無料で、その後の売却をお約束いただく必要はありません。「値段がつかないと言われた土地」こそ、隣地の状況を含めて調べる意味があります。

出典:成約データは国土交通省 不動産情報ライブラリ(https://www.reinfolib.mlit.go.jp/)に登録された不動産取引価格情報をもとに株式会社Estate&Co.が集計。三田市の土地成約7件(面積1,300㎡の1件を除く)、マンション成約、戸建成約を対象としています。単価は成約価格÷面積。本記事は個別の成約を並べた横断的な比較であり、個別物件の将来価格の予測ではありません。用途地域・地目・接道条件・形状は成約データに含まれておらず、価格の背景を特定したものではありません。南が丘の更地と建物付きの比較は面積の異なる2件によるもので、断定できるものではありません。相続土地国庫帰属制度は法務省「相続土地国庫帰属制度について」(令和5年4月27日施行)。農地法3条の下限面積要件の廃止は令和5年4月1日施行。低未利用土地等の100万円特別控除は国税庁タックスアンサーNo.3226。負担金の具体的な金額および個別の可否は法務局にご確認ください。

この記事の集計データについて
本記事が集計に用いたのは、当社サイトの三田市の成約事例ページに掲載している62件です。これは国土交通省「不動産情報ライブラリ」の直近1年(2025年4月〜2026年3月)のデータから当社が抜粋・加工したもので、三田市で成立した全取引ではありません。また、掲載事例は種別ごとに価格の低い順に並んでおり、無作為抽出ではありません。そのため、本記事に示した中央値・平均値・単価は、市場全体のそれとは異なる可能性があります。実際のご所有物件の査定額は、間取り・階数・向き・管理状態・リフォーム歴・接道など個別の条件を確認したうえで算出します。

この記事の数字の出典について(2026年9月21日 追記)

この記事の件数・価格は、国土交通省「不動産情報ライブラリ」の成約価格情報(宅地建物取引業者が登録した成約)と不動産取引価格情報(取引当事者へのアンケートに基づく実取引価格)を合わせて集計したものです。本文で「成約」と表記している箇所も、この2種類を合わせた取引を指します。

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